作成日:2010/06/14
【人事労務ニュース】12年連続で3万人を超えた自殺者数と高まるメンタルヘルスケアの重要性
先月、警察庁より「平成21年中における自殺の概要資料」発表されました。
日本の自殺者数の割合は他の国よりも高いとされ、長年に亘り問題視され対策も行われてきましたが、平成21年中における自殺者の総数は32,845人となり、12年連続で3万人を超えるという異常事態に陥っています。なお自殺者の職業別状況では、「被雇用者・勤め人」が9,159人となり、全体の27.9%を占めています。
厚生労働省では、「こころの耳」として働く人のメンタルヘルス・ポータルサイトを開設し、心の健康確保と自殺や過労死などの予防を目指していますが、まだまだ普及しているとは言えません。一方で厚生労働省では「職場におけるメンタルヘルス対策検討会」を開催し、職場でできるより効果的な対策を検討しているようです。企業においても、より具体的な対策が必要になるといえるでしょう。
警察庁「平成21年中における自殺の概要資料」
http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/220513_H21jisatsunogaiyou.pdfこころの耳
http://kokoro.mhlw.go.jp/index.html